こどくはすきじゃない

自分の人生。選んだ人生。

 

たとえば、今日店員のうち間違えで安く済んだ買い物をわざわざ訂正しにいった。店員はくそみたいな仕事の活力になるだろうし、おれも良い気持ちでお酒が飲める。しかしそこに実はあるだろうか。たとえばそのままガメれる俺だったならば、もっと貪欲に、いろいろなモノを奪い取り、自分の実にできたのではないか。

 

責務感は強い。義務感はそれなり。だいぶ苦しい。だからやめにしたんだ。邪魔をするなら、もう君も君も君もぜんぶいらない。突っぱねて幸せになれるか。なれない。かもしれない。でも苦しいのはもう嫌だ。楽に、楽にだけなりたい。そうしたのが自分の選択なら、結果がこれ。そうするなら、間違いだったのかもしれない。それなりに幸せのような気もする。成功だったのかもしれない。わからない。わからないから、生きる。生きるのは、もう、たくさんだ。死にたい。でも生きたい。まだ活力はある。今までで一番丸いようで、一番尖っている。かもしれない。

 

癖になっているごめんねが超嫌い。自分の身を守るためのごめんね。そんなんじゃ何も得られない。さて、得ることが正義だろうか。そうではない、が。信念の問題。自分はまっすぐぶつかっていく。方法はともかく、まっすぐな気持ちを持つ。はずなのに、ごめんね。自分に保険をかける。そんなことでは、嘘になる。嘘でいい。そんなはずはない。まっすぐに、実直に、心の底は、そうあらねばならない。

 

苦しい。本当に苦しい。孤独は嫌だ。でも孤独が好き。ばらばらになっていく。自分が好き。嫌い。

 


THEラブ人間/「大人と子供(初夏のテーマ)」P.V SPOT